『装画の力』展  太宰・清張を描く

カヴァーノチカラ vol.3『装画の力』展が始まり、オープニングパーティーへ。

装丁文化を啓蒙するっていう趣旨で定期的に開催している展覧会[BOOKSCAPE=本の風景]のひとつの企画として書籍カヴァーの 可能性を提案する[カヴァーノチカラ]。第3回はイラストにフォーカスした「装画の力」展。

生誕100年をむかえた太宰治の名作『人間失格』『走れメロス』、 松本清張の名作『ゼロの焦点』『砂の器」。それらから題材を1つ選び20名のイラストレーターが装画を描き、 1つの作品を3名の装丁家が独自に書籍カヴァーとして完成させます。

 

今回面白いと思ったのは、従来とは逆で、イラストレーターが装丁家、ブックデザイナーを指名する、という点。さらに、同じ絵を3人がブックカバーとしてデザインする。共に実際は滅多にないこと。僕はこの中から、いまリメイクの映画が公開中の、『ゼロの焦点』を選びました。

 

場所:竹尾 見本帖本店2F

会期:2009年11月18日(水)〜 12月18日(金) 
10:00〜19:00 土日祝/休 
11月25日(水)はセミナー開催のため15:00まで 12月18日(金)は17:00まで

 

バラエティ豊かな、非常に面白い展示になっていると思います。お近くへお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。