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意図と略歴

ラジカル鈴木の独特な作品世界を分析するためのキーワードは、まさに本サイトのコンテンツの項目名が象徴をしています。可笑さ ユーモラスさ 顔 眼差し 女の 子 男の子 恋 裸と肉体 愛らしさ セクシーさ そして快活さと躍動感 デフォルメとリアリティ そして少々のミステリーと現代の病い さらに鈴木本人が個人的に直面している問題と趣味のダイエットと健康と食。

鈴木が今日まで依頼されたあらゆる媒体にイラストレーションとして提供してきた作品と、輝かしい受賞歴と、ヨーロッパでの少々の仕事。また自ら発信してきた作品は、いずれも、このどれかのキーワードが必ずテーマになっています。これがまさにラジカル(根源的な)な鈴木の表現したい総てです。

これらモチーフを、コンピューターを駆使することによって独自のアレンジで発展させたのが、現在の彼の作品世界であります。一見エアブラシや筆で描いたのかと思ってしまう、コンピューターグラフィックらしからぬ暖かさと親しみのあるタッチ、しかしやはりコンピューターでしか表現しえない味付け、アート性とポピュラリティを 兼ね備えた絶妙なバランス。元来機械が好きでなく、元々手描きで製作していた鈴木にとっては、どんな画材かはさして重要な問題ではありません。描かれた人物からは体温や湿度を感じ取ることができます。

そして何と言っても特徴のある個性的な人物の顔は、一度見たら誰しも忘れられません。必ず鈴木の作品だと分ります。鈴木は顔を描きながら、この惹かれて止まない永遠の研究対象の、あらゆる考察を行っています。いずれはまとまって発表されることでしょう。架空の人物やキャラクター、また既存の人物がモデルの似顔絵等、出発点は違っても、いずれも鈴木のフィルターを通って鈴木の世界でしかあり得ない画面の向こう側へと誘ってくれます。

日本のポップカチャーの影響は、育った世代的にもちろん多少ありますが、鈴木の存在はコミックを代表するオタク文化とは一線を画し、もっとあらゆる異文化に向けて無国籍に開けています。世界におびただしい数のフォロワーを生み出しましたが、鈴木こそはオリジナルであり、未だにそのクオリティと持ち味でワン・アンド・オン リーの存在であることは揺るぎません。

ラジカル鈴木

1966年、東京都の隣、埼玉県春日部市で生まれ育つ。

3才のときより、絵心のあった母親から与えられた画材、クレヨンや色鉛筆等で一 心不乱に絵ばかり描き続ける子供となる。外では一切遊ばなかった。

一応デザインの専門学校を卒業したが、幼少~小中高と絵ばかり描いていた Suzuki には授業はほとんど意味がなかった。つまり、ほとんど独学と言っていい。

デザイン事務所にイラストレーターの肩書きで就職するも、目指していたものと違う仕事内容に、半年で退職、20才でフリーとなる。これが唯一の就職経験。

あらゆる画材を旺盛に使用し制作していたが、1989年、早くもMacintoshによるコンピュータグラフィックに着手。当時の最新機種はIIcxであった。以降、90年代半ばに本格的にコンピューターグラフィックスの時代が到来し、ムーブメントの渦中に突入。

出版、広告、TVCM、プレミアム商品企画、その他の企画展、ボランティ活動など、あらゆる媒体で、イラストレーションでは、もはや手がけたことのない分野は無いと言っても良いくらい、多種多様なケースの仕事を手がける。製作物も実に様々、ときには原点に戻り、手描きでの製作、立体物への着色なども。

出版ではジャンルはまさにオールマイティ。女性、ファッション、ビジネス、男性、教育、幼児、学習、ヤング、家庭、健康、医療、衣食住、文芸、実用、IT、文化、音楽、映画、サブカルチャー・・・

またイラストレーションの範疇を超え、自ら著者として発信する文章と絵の企画も発表。世界の文化一般、食と健康など、趣味や興味の対象も広いので、著述業は今後も広がる可能性がある。独特の切り口による近著には「男の食いしんぼダイエット」 (オレンジページ刊・08年4月発売)、他、新聞、Web連載 「Tokyo Trad」。

◆ラジカル鈴木の書籍◆

「男の食いしんぼダイエット」 (オレンジページ刊・08年4月発売)

「ラジカル式 にんにく本」 (CCRE刊・08年9月発売)